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『パレットおしゃべりセミナー』開催レポート<2日目>

2026年5月20日(水)、5月21日(木)の2日間にわたりオンラインで開催された、『パレットおしゃべりセミナー』の様子をお届けいたします。

1日目の記事はコチラから:藤原里美先生「“見方”を変えれば“味方”になれる! 気になる子へのことばかけと環境づくり」

雑誌『PriPriパレット』の読者から寄せられた「気になる子の支援を知りたい」「ほかの先生方はどう対応しているの?」という声を受けて実現した本セミナー。『PriPriパレット』と一般社団法人ワンダーはぐくみラボの共同開催により、年度初めに知っておきたい発達支援の知識を学べる機会となりました。

本セミナーの特徴は、講師の先生による講義と参加者同士のおしゃべりパート(グループディスカッション)がセットになったプログラム。一般的なセミナーとは異なり、参加者と講師がリアルタイムでコミュニケーションを取りながら進行し、チャット機能を活用した双方向のやり取りや、少人数グループでの意見交換など、参加型の学びの場となりました。

徳田先生は、保育者が研修や学びを通じて専門性を高めることで、子どもたちが伸びていくという明確なメッセージから講義を始められました。

保護者との信頼関係づくりでは、子どもや保護者の良いところに気づき、それを伝えることの重要性を強調。実際の相談事例を交えながら、カウンセリングの基本技法である「うなずく」「相手の言葉を繰り返す」といった共感的な対応について、保育者・保護者両方の立場から具体的に解説されました。

また、保護者が子どもの特性に気づき、受け入れていく過程について、豊富な経験をもとに説明。保護者の複雑な心理状態を理解しながら、どのように寄り添い、支援していくかについて、実践的なアドバイスをされました。

おしゃべりパート(グループディスカッション)では、参加者同士で徳田先生への質問を出し合いながら、活発な意見交換が行われました。その間、各グループを巡回された徳田先生は、参加者と直接対話しながら具体的にアドバイスされ、参加者からは「日々実践していることの答え合わせができた」という声が多く聞かれました。

最後の質問コーナーでは、各グループから寄せられた現場での悩みに対し、徳田先生が一つ一つ丁寧に回答。保護者対応の難しさや、支援のタイミングなど、実践的な質問に対して、ときにユーモアを交えながら明快なアドバイスが提供されました。

講義の冒頭から一貫して伝えられていた「保育者が子どもを伸ばす」というメッセージは、質問への回答の中でも繰り返し強調され、「こういったセミナーに参加して一生懸命勉強しようとしている先生方こそが、子どもたちの成長を支える存在。ぜひ自信をもって」という徳田先生の励ましに、参加者は大きな勇気を得て、明日からの保育への意欲を新たにされていました。

次回の『パレットおしゃべりセミナー』は2026年9月頃開催予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

お話をしてくれた人

徳田克己先生<筑波大学名誉教授>

徳田克己先生<筑波大学名誉教授>

教育学博士、臨床心理士、子ども支援研究所所長。専門は子ども支援学、発達が気になる子の教育・保育で、保育者へのコンサルタントなどを行う。監修に『具体的な対応がわかる 気になる子の保護者への支援』(チャイルド本社)など。